小説の種”プロット”

小説だけでなく物語のあるものには【プロット】がつきものです。

プロットとは

ビジネスイメージ

【プロット】とは細かく砕いて説明すればあらすじのことです。

ですが作者によって書かれていることの細かさが違います。

若手の作家や脚本家の場合編集者やプロデューサーへのプレゼンテーションが関わってくるので細かく書かれていますが、大御所となれば作風がすでに分かっているので簡単なもので済まされることが多くあります。

プロットの役割とは

【プロット】の持つ役割は物語を俯瞰してみることにあります。

俯瞰してみると言うのは物語の流れを見ていくことで『流れに停滞や淀みがないか?』『矛盾していないか?』など面白さを読者に伝えるためにしっかりと構成が効いているかを見ていきます。

物語の流れに矛盾がある場合『物語が破たんしている』とよく言われます。

読者は楽しみにして物語の世界に入っていきますが、そこに甘えすぎていい加減な設定にしていればつじつまが合わないことに気づきます。

物語が破たんなく流れることは当たり前なのですが、大がかりな物語になればなるほど難易度が上がります。

逆にミステリーやサスペンスなど推理されるジャンルでは、その綱渡りするような巧妙さを面白味として売りにする場合もあります。

『破たんなく物語を管理する』ことがプロットの役割なのです。

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